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原爆症認定、長崎で被爆の男性が逆転勝訴 大阪高裁

 長崎で入市被爆し心筋梗塞を発症したのに国が原爆症と認めなかった処分は違法だとして、兵庫県在住の高橋一有(いちゆう)さん(79)が処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が13日、大阪高裁であった。牧賢二裁判長は処分を認めた1審大阪地裁判決を変更、処分を取り消し、男性を原爆症と認めた。300万円の国家賠償請求は退けた。

 1審判決は「被曝(ひばく)量がどの程度かを具体的に認めることはできない」と指摘し、心筋梗塞の放射線起因性を認めなかった。

 これに対し牧裁判長は判決理由で、幼少期や20代のころに免疫機能の低下によるとみられる疾病を複数患っていたことなどから、健康に及ぼす程度の放射線被曝を受けたと認定。「被曝量が具体的でなくても原爆症認定を妨げるものではない」とした上で、高橋さんは「放射線の影響がなくても発症していたといえる特段の事情があるとは言い難く、心筋梗塞については放射線起因性を肯定すべきだ」と結論付けた。

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