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「たった2歳で死んだ息子のために…」 大津園児死傷事故から2年 男児の家族が心境語る

 しかし、息子がいないことは私も妻も分かっています。日常の他愛もないことで笑うことがあっても、心から笑うことはありません。

 私たちの笑顔はそんな罪悪感のような思いを胸に隠しながらの笑顔です。以前のような笑顔になることはもうないのだと思います。

 今年の1月、不起訴になった直進車のドライバーに会うことにしました。私が普通の状態ではないからなのか、髪形も服装も謝罪の言葉も、全てが作られたものに見えました。

 そしてその人は言いました。「今日会いに来るのは怖かった」と。その言葉を聞いて私は耳を疑いました。謝罪をする人が口にする言葉ではありません。私がどんな思いで会うことを決めたか、どんな思いで息子を殺した人に会いにきたのか…、きっとわかりもしないのでしょう。まるでひとごとのような感じを受けました。そのことが今回の申し立てを決めた一番の理由です。

 もしかしたら、不起訴になっている以上、私がおかしいのかもしれません。罪の意識がないのも当たり前のことかもしれません。でもブレーキも踏まず、息子たちに痛い思いをさせた以上、罪がない人にはできません。

 たった2歳で死んだ息子のために、残された私たち家族がしてあげられるのはそれぐらいしかありません。

 直進車のドライバーは右折車に気が付いてから死傷の結果を生じさせるまで、全くブレーキを踏んでいません。検察審査会の皆さんにはそのような運転が全く処罰されなくてもいいのか、そのことをしっかりと判断してほしいと思っています。

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