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震度6強でよみがえる記憶 近づく「3・11」…被災地に必要な心のケアは

 同校では、休校で授業ができない間も、生徒が学校に来る機会を設けた。3年生は来月3日に高校受験を控え、1、2年生も週末に期末試験がある。少しでもストレスや不安を軽減しようとの狙いからだが、多くの生徒が学校に来て、同級生や教諭と話をしていたという。

 目黒満校長は「10年前の経験を生かし、地震の恐怖や不安な気持ちを話す機会をつくりたい。学校に来て普段通りの日常を取り戻していくことで、生徒の心も安定していくと思う」と話した。

■不安、口にして

 東日本大震災と福島第1原発事故で傷ついた福島県民を支援する「ふくしま心のケアセンター」から委託を受けて活動する「相馬広域こころのケアセンターなごみ」(福島県南相馬市)は、今回の地震の後、自力避難が難しいと思われる一人暮らしの高齢者らに安否確認の電話をした。

 担当者は「当時の記憶がよみがえっても、自分の中で対処できている様子だった」と話すが、家屋の片付けがひと段落してから、つらくなったり、何を引き金に心の傷となるかは分からない。3月11日が近づくにつれ震災関連の報道も増え、「あの日」を思い起こす頻度も高まる。

 担当者は、恐怖や不安な気持ちを身近な人や心療内科、社会福祉士、支援団体、自治体に相談したり、口にすることが大事だと指摘。「言えないままで悪化する恐れもある。『こんなことで相談するのは大げさか』と思わず、不安に感じるのを隠さず、誰でも相談していいんだと思ってほしい」と呼びかけた。

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