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テントで仕切り、換気、検温…コロナ下の避難所 福島・相馬市

避難所の入り口では検温やアルコール消毒を実施。テントで区切られ、密にならない対策がとられた=14日午前、福島県相馬市(大渡美咲撮影)
避難所の入り口では検温やアルコール消毒を実施。テントで区切られ、密にならない対策がとられた=14日午前、福島県相馬市(大渡美咲撮影)

 震度6度強を観測した福島県相馬市では、市内に設置された避難所の体育館に最大で92人が一時避難した。市職員によると、昨年、新型コロナウイルス対策を導入した避難所の運営マニュアルを作成しており、今回が初めての運用になったという。体育館内には、大き目で屋根にあたる部分がないファミリータイプと、すべてが覆われるプライベートタイプの2タイプのテントを計35張用意し、世帯人数に応じて割り振った。テントは1張3、4分ほどで設置できるという。

 避難所の入り口にはアクリル板を設置して、マスク姿の職員がアルコール消毒を促し、検温を実施。敷地内に併設している別の建物を発熱者用の避難所として用意したが、今回は発熱者などはおらず利用しなかったという。

 避難所内には、ストーブなどの暖房器具7台を設置。避難してきた人には毛布を貸し出して防寒対策を実施すると同時に定期的な換気も行った。市職員は「コロナ対策にはかなり気を使った」と話す。

 相馬市内から14日未明に避難してきた建設業の柳沢裕紀さん(29)は「自宅が山側にあるので、土砂崩れを心配して避難所に来た。コロナで避難所に来る心配もあったが、出入り口のアルコール消毒や検温などコロナ対策がかなりしっかりしていてよかった」と安心した様子で話した。

 1歳と3カ月の子供がいるが、ファミリータイプのテントの中で安心して寝ていたといい、「プライベートが守られていたので良かった」と話した。自宅は玄関が開きづらくなり、家財道具などが散乱しているといい、「これから帰って片づけをしないといけない」と話した。(大渡美咲)

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