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宮城県山元町で断水、避難所に給水車出動 「トイレ使えない」と住民 

地震の影響で断水し、宮城県山元町の防災拠点「山下地域交流センター」を訪れて生活水を確保する町民ら=14日(塔野岡剛撮影)
地震の影響で断水し、宮城県山元町の防災拠点「山下地域交流センター」を訪れて生活水を確保する町民ら=14日(塔野岡剛撮影)

 宮城、福島両県で13日深夜に最大震度6強を観測した地震で、約4700戸(14日午前7時時点)が断水した宮城県山元町では同日朝から計8カ所の避難所に給水車が出動し、生活水を確保するため町民が列を作った。

 同町の防災拠点施設「山下地域交流センター(つばめの杜ひだまりホール)」は地震発生を受けて避難所を開設し、最も多いときで9人の町民が避難した。14日午前7時5分ごろまでに全員が避難所を後にして自宅に戻ったが、同センターには生活水を求める町民が次々と訪れた。

 同センターは平成29年にオープン。23年の東日本大震災の経験から40トンの生活水を貯蔵する「耐震性貯水槽」を設置しており、今回の地震でオープン以来初めて活用された。

 11歳の長男と一緒に訪れた同町のパート従業員、櫻井恵利華さん(30)は「水がないと何もできない。災害用に飲料水のペットボトル5本は自宅にあったが、すぐに使い切ってしまう。自宅近くのコンビニでは飲料水は売り切れていると聞き、隣の市まで買いに行った。小さい子供もいてミルクにも水を使うので、不安になって水をもらいに来た」と話した。

 櫻井さんは「(10年前の)震災時に近い揺れだった」と地震発生時を振り返った上で「災害はいつ来るかわからない。(飲料水など)もっと普段からの備えが大切だと感じた」と続けた。

 一方、同町で家族3人で暮らす相沢栄吉さん(80)も同センターを訪れた。相沢さんは「朝から水が出ず、トイレが使えず洗濯もできない」と話し、「断水で水をもらいに来るのは震災以来だ」と困惑した様子だった。

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