飲料水なく助かった 福島・桑折町で給水車配置

震度6弱を観測した福島県桑折町では、町内の一部で水道管が破裂し断水が発生、14日早朝、町は役場に給水車を配置した。
午前10時半頃、5歳の娘と2人で給水に訪れた、町内に住む40代の男性会社員は、折り畳み式の給水袋2つに水を入れてもらった。男性は「断水はしなかったが、朝気付くと水道の水が濁っていた。飲料水がなかったので来た。助かった」とホッとした表情だった。
男性宅では東日本大震災後、災害時のために給水袋を常備していたという。前夜の激しい揺れで部屋のタンスが倒れたといい、男性は「10年前を思い出した」と話していた。