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古里喪失慰謝料6億円、東電に支払い命令 福島

 東京電力福島第1原発事故で一時、避難指示が出た福島県川俣町山木屋地区の住民ら297人が東電に計約147億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁いわき支部は9日、古里喪失慰謝料を認めて計約6億円の支払いを命じた。

 判決理由で名島亨卓裁判長は、山木屋地区には米や野菜をお裾分けしあい、冠婚葬祭で助け合う住民同士の緊密な人間関係があったと指摘。「住民は帰属していた地域コミュニティーや自然環境で安定的に生活する利益を侵害された。避難慰謝料とは別の慰謝料を認めるべきだ」と判断した。

 古里喪失慰謝料は1人当たり200万円とし、東電に裁判外紛争解決手続き(ADR)などで支払い済み分を差し引いた金額の賠償を命じた。一方で、東電の巨大津波への予見可能性や対策の不備に対する責任は認めなかった。

 判決などによると、山木屋地区は平成23年4月に避難指示区域となり、29年3月末に解除された。

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