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平山郁夫や東山魁夷らの偽作流通か 10作品確認、警視庁捜査

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

 日本画の大家、平山郁夫や東山魁夷(かいい)らの絵画を基にした版画の偽作が国内で大量に流通していることが8日、関係者への取材で分かった。大阪の画商が作らせた可能性があるという。警視庁が著作権法違反容疑で関係先を捜索し、偽作とみられる複数の版画を押収した。今後、鑑定や画商らから事情を聴くなどして実態の解明を進める。

 関係者によると、偽作が確認されたのは10作品。平山郁夫の「流沙朝陽(りゅうさちょうよう)」や東山魁夷の「草青(くさあお)む」、片岡球子の「桜咲く富士」などだという。大阪・梅田で画廊を営む50代の画商の男性が約8年前から奈良県の工房に作らせて販売していたとみられ、流通量は約800点に上る可能性がある。

 「日本現代版画商協同組合」(日版商)の複数の組合員が昨年春ごろ、同じ版画が多く流通していることなどに気づき調査。10作品でサインや色などに不自然な点が見つかったという。画商は10作品の偽作に関わったことを認め、日版商が除名処分にした。

 日版商側から相談を受けた警視庁が昨年12月中旬に関係先を捜索。偽作とみられる複数の版画を押収し調べを進めている。

 一方、そごう・西武は8日、3人の作家の版画作品の販売を休止していると発表した。問題の10作品は平成21年~令和2年に計71点の販売実績(計5500万円)があるという。このうち59点については、購入客を特定しており、そごう・西武は、鑑定を進めるなどし、偽作と判明した場合は販売した価格で引き取るとしている。

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