ランチパックで詐欺防止 メーカーと近畿6府県警が協力
山崎製パンは2月から、近畿2府4県の警察と協力し、特殊詐欺への注意を呼び掛けるメッセージを包装にプリントした「ランチパック」を販売している。ランチパックは総菜やジャムなどを食パンで挟んだ人気商品。詐欺集団から狙われやすい高齢者に手に取ってもらおうと、今回はこの世代で売れ筋のあんことカスタードを1個ずつ詰めた。3月末までの予定。
包装には警察官の制服を着たキャラクターが描かれ、「キャッシュカードは渡さない」「暗証番号は教えない」といった文言が並ぶ。コンビニやスーパーで購入できる。
大阪市内のコンビニでは2日、店内に特設ブースが設けられ、大阪府警の警察官が商品をPRした。今回の販売は、大阪府警が愛知など中部8県で昨年行われた同様の取り組みを知り、山崎製パンに持ち掛けた。