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吉川元農水相「元代表が一方的に現金」と説明 東京地検の聴取に

吉川貴盛元農相
吉川貴盛元農相

 鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)から衆院議員を辞職した吉川貴盛元農林水産相(70)が大臣在任中に現金500万円を受領したとされる事件で、吉川氏が東京地検特捜部の任意聴取に「元代表が一方的に現金を置いていった」と説明していることが26日、関係者への取材で分かった。

 元代表は特捜部の任意聴取に「(鶏卵)業界のためだった」と現金提供を認め、「違法性の認識があった」とも話しているという。特捜部は大臣の職務に関する賄賂だった可能性もあるとみて、収賄容疑での立件の可否を慎重に検討しているもようだ。

 吉川氏は農水相在任中の平成30年10月~昨年9月、3回にわたり、元代表から大臣室などで現金計500万円を受け取った疑いがある。

 関係者によると、入院中の吉川氏は21日に行われた特捜部の任意聴取に対し、元代表からの現金提供を認めた上で、「預かったお金で、返すつもりだった」などと説明した。さらに「一方的に現金を置いていった」などと主張しているという。

 吉川氏は聴取を受けた21日、慢性心不全で入院治療中であることを理由に「国会議員としての職責を果たすのが難しい」などとして議員辞職を表明し、翌22日に辞職していた。

 元代表は家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)や、大規模生産者に対する鶏卵価格下落時の「価格差補填(ほてん)事業」の拡充などをめぐり、農水族を中心とした政治家らに陳情を重ねていた。

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