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袴田事件「再審認めず」取り消し 最高裁決定、高裁に審理差し戻し

 昭和41年に静岡県で一家4人が殺害された強盗殺人事件で、死刑が確定し再審請求していた元プロボクサー、袴田巌元被告(84)について、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、再審開始を認めないとした東京高裁決定を取り消し、審理を高裁に差し戻した。

 静岡地裁は再審開始とともに刑と拘置の執行停止を認めたため、袴田さんは釈放されている。引き続き収監されない見通し。

 袴田さんは昭和55年に死刑が確定したが、地裁は平成26年、犯行着衣とされた半袖シャツに付着した血痕のDNA型が「袴田さんのものと一致しない」とする弁護側鑑定を根拠に再審開始を決定。48年ぶりに釈放された。

 これに対し、東京高裁は30年6月、「鑑定結果を信用できるとした判断は不合理」とし、再審開始を取り消した。地裁が認めた死刑と拘置の執行停止は支持したが、弁護団は高裁決定を不服として最高裁に特別抗告していた。

 袴田さんは収容中に洗礼を受けてキリスト教徒になり、令和元年11月にはローマ教皇フランシスコが東京ドームで執り行ったミサにも招待された。一方で長期の収容中に拘禁症状が出て、釈放後も治っていない。

おことわり 再審開始を認めないとした東京高裁決定が取り消されましたので、袴田巌元被告としてきた呼称を「袴田巌さん」とします。

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