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調布の道路陥没「外環道工事が影響」 NEXCO住民に補償方針

東京都調布市の道路陥没現場=10月18日
東京都調布市の道路陥没現場=10月18日

 東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事現場付近で道路の陥没や空洞が見つかった問題で、施工者の東日本高速道路は18日、都内で有識者委員会を開き、中間報告をまとめた。同委員会の小泉淳委員長は、陥没や空洞が生じたのは「トンネル工事が何らかの影響があったのはまず間違いない」と述べた。

 同社は中間報告を受け、「地域の住民や自治体の方々におわびする」と改めて謝罪。周辺住民に対し「誠意をもって対応する」として、補償する方針を示した。補償する住民の範囲については、家屋調査で決定するという。20、21日に住民説明会を行う。

 陥没は10月18日、調布市東つつじケ丘の住宅街で発生。市道上に長さ5メートル、幅2・5メートル、深さ5メートルほどの陥没が確認され、周辺住民は一時避難した。

 周辺では8月ごろから振動が報告されており、11月にはほかにも2カ所で空洞があることを確認。付近の地下深くでは、外環道のトンネル掘削工事が行われており、陥没や空洞との関連性が疑われていた。

 これまで5回の有識者委員会が開かれ、工事の施工データや地盤のボーリング調査などを分析してきた。その結果、陥没した場所は地盤が緩かった可能性があることが判明。陥没や空洞の原因はまだ特定できないものの、「トンネルの施工が陥没箇所を含む空洞の要因の一つである可能性が高いと推定される」と確認した。工事以前から地下に空洞があった可能性もあり、今後もさらに要因の分析を進めるという。

 トンネル工事の着工前には、事前の地盤調査を行っていたが、陥没した地点の地盤が緩かったことは「分からなかった」とした。

 外環道トンネルの掘削工事は陥没事故を受け、中止している。同社は「原因が究明されるまでは再開できない」としている。小泉委員長は、未着手区間の地盤調査の結果次第では、「ルートの変更もあり得るのではないか」と述べた。

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