同僚の現金抜き取り懲戒 警視庁の機動隊員
同僚7人の荷物から現金を抜き取ったとして、警視庁は18日、第6機動隊の男性巡査(25)を停職1カ月の懲戒処分にした。巡査は「自分のお金を極力使いたくなかった。食費などに使った」などと説明、同日付で依願退職した。
警視庁によると、巡査は3~10月、都内各地で警備を行った際、待機場所で20~30代の隊員7人の荷物から、計9万3千円を抜き取った。
5万円を抜き取られた隊員が上司に相談し、調査で行為が裏付けられた。巡査は現金を返済し、被害届も出ておらず、警視庁は窃盗事件としての立件は見送った。警務部の宮島広成参事官は「規律の保持を図り、再発防止に努めて参りたい」とコメントした。