車内で夜明かし疲労にじむ 関越道立ち往生「やっと出られる」

大雪で多数の車が立ち往生した新潟、群馬県境付近の関越自動車道では、18日未明も除雪作業が進められたが、一部の大型車などは足止めが続き、ドライバーらには疲労の色がにじむ。一方で、移動を開始できた車もあり、「やっと出られる」と安堵(あんど)の声も聞こえた。
上り線で大規模な立ち往生が起きた場所に近い、塩沢石打サービスエリア。30台以上のトラックや乗用車の中でドライバーらが朝を迎えた。
足止めは長い人で30時間にもなり、車内で疲れ切った様子の運転手も。移動開始に向け、タイヤ周囲の雪かきやチェーン装着など、準備を進める人もいた。
午前9時ごろから移動ができるという連絡を受け、複数の車が出発。憔悴(しょうすい)しながらも、ほっとした表情を浮かべてサービスエリアを後にした。