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「子供好き」保育士の男、犯行とギャップ 死体遺棄疑い

女性の遺体が見つかった栃木県那須町の別荘地=6日午前(共同通信社ヘリから)
女性の遺体が見つかった栃木県那須町の別荘地=6日午前(共同通信社ヘリから)

 東京都豊島区南長崎の会社員、富塚沙織さん(35)が今年9月から行方不明となっている事件で死体遺棄容疑で逮捕され、35歳の見ず知らずの女性を襲ったとみられる保育士、佐藤喜人容疑者(29)は、保育士や介護士として《子供から高齢者まで楽しく生活が送れるように》とする理想を抱いていたという。周囲の目にもおとなしく礼儀正しい青年と映っており、近隣住民らが犯行とのギャップに絶句した。

 佐藤容疑者は、以前は埼玉県内の児童養護施設や特別養護老人ホームで勤務していたとみられる。関係資料などによると、母親が保育士をしていたことで福祉に関心を持ち、その道を進んだという。「利用者からさりげない気遣いの言葉を頂き、人と関わりの大切さを学び成長の糧にしている」とも記していた。

 ただ、施設を退所。佐藤容疑者のものとみられる婚活アプリのプロフィルにも「昨年7月から都内の保育園で保育士として働いている」とある。遺体を埋めた栃木・那須にも触れ、「0歳の時から毎年行っています」とし、年40~50回も行っていたときもあったという東京ディズニーランドの写真も投稿。「子供好きに悪い人はいない」とも強調していた。

 自宅アパートの住民の女性は「子供がいるので声が漏れるだろうと、『いつもうるさくしてすみません』と話しかけたら、『いえいえ』と答えてくれた。怖い印象もない。ショックです」と絶句した。

 一方、被害者の富塚沙織さんは明るく前向きな性格だったという。娘が富塚さんと高校の同級生だった女性は「優しくて誰とでも仲良くなれる子。あんなにいい子がどうして…」と声を詰まらせた。遺体の身元が確認される前の5日、父親は、連絡が取れなくなる直前まで変わった様子はなかったとし、「心配だ」と話していた。

 富塚さんの会員制交流サイト(SNS)によると、学校を出た後は金融機関に勤務。別の金融関係の会社に転職する際の投稿には「不安もあるけど、なんとかなるさ!で無理やり乗り切ろうと思います」と書いていた。だが、日常は奪われた。遺体が見つかった現場近くの女性(55)は「こんな寂しいところに1人取り残されていたと思うと、気の毒でならない」と話した。

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