PR

ニュース 社会

架空債権売却で3億円詐取 イベント会社代表を逮捕

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

 企業の売掛債権を現金化する「ファクタリング」のシステムを悪用し、債権買取会社から現金約3億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は、イベント企画会社「INI」(東京都台東区)代表、色川渡容疑者(45)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年2月、旅行大手「エイチ・アイ・エス(HIS)」関連のファクタリング会社「H.I.F」(新宿区)に、実在する有名企業2社に債権があるかのように装い、それを売却して計約3億4600万円をだまし取ったとしている。

 色川容疑者は債権を売却する際、企業への請求書を偽造するなどして取引があるように見せかけていた。取引先の連絡先に自らのメールアドレスを準備するなどし、H.I.Fが債権の代金を回収しようとすると、自らが対応。詐取金を支払いに充てる一方で、新たな架空の債権を売り、自転車操業を続けていたという。

 捜査2課は、同様に複数の有名企業に債権があるように装って100回以上にわたり、約45億円を詐取し、十数億円を焦げ付かせていたとみている。

 今年春に返済が滞ったことで被害が発覚し、H.I.Fが警視庁に被害を届け出ていた。

 ファクタリング会社は担保がなく、銀行からの資金提供が厳しい中小企業などにサービスを提供。手数料がかかるが、審査が短く、短期間で現金化できる利点がある。一方で、入念な審査ではなく被害も出ているとされる。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ