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座間事件、10日滞在し無事な女性も…殺害「線引き」どこで 審理終える

 被告は犯行動機の一つとして金銭目的を挙げるが、これも殺害と直結させるには説得力に欠ける。全被害者9人のうち最初の被害女性ら2人からは数万円を奪ったとされる一方、残る7人は1人数百~数千円と少額にとどまるためだ。

 被告は3番目に殺害した介護職の男性=同(20)=には「給与の入金状況や所持金を何度も尋ねた」などと証言した。しかし、4人目以降は「身なりや雰囲気から収入の有無を判断した」などと説明。最後の被害女性=同(23)=に至っては、事前に所持金が千円程度しかないと聞き、会う前に殺害を決意したとしている。

 殺害を重ねるにつれ、金銭目的が薄れ乱暴目的が強まったとみられる被告。ただ、3年前の事件で被害者も多いためか「記憶がない」と答える場面も多く、裁判は終盤に至っても「不可解」さを残したままとなっている。

■判決は12月15日

 9月30日に初公判が開かれた座間9人殺害事件の裁判員裁判は、次回24日と25日に白石隆浩被告の責任能力に関する審理や、複数の被害者遺族による意見陳述などが行われる。26日の検察側の論告求刑などを経て、来月15日に判決が言い渡される予定だ。

 量刑についての証拠となる「心情に関する意見陳述」を予定しているのは少なくとも3遺族。また、3番目の被害者となった介護職の男性と、8番目のアルバイトの女性=当時(25)=の2遺族は、被害者参加制度に基づく「被害者論告」も実施する方針で、事件の悪質性の主張や求刑について意見を述べるとみられる。

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