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「習志野隕石」の初公開始まる 千葉県立中央博物館

7月に落下後、初めて公開された「習志野隕石」=9日、千葉市中央区(小野晋史撮影)
7月に落下後、初めて公開された「習志野隕石」=9日、千葉市中央区(小野晋史撮影)

 7月に落下し、千葉県習志野市などで破片が見つかった「習志野隕石(いんせき)」の初公開が10日、千葉県立中央博物館(千葉市中央区)で始まった。1日には国際隕石学会で正式に隕石として承認され、多くの来館者が宇宙の神秘を身近に感じている。

 公開されたのは、7月4日に習志野市内のマンション中庭で見つかった習志野隕石1号と、同22日に船橋市内のアパート付近で見つかった同2号。いずれも大きさは数センチ程度で、重さは1号が約70グラム、2号が約95グラムという。元は直径数十センチの一つの隕石だったが、宇宙空間から地球の大気圏に突入した際、爆発した破片の一部と考えられている。

 大気圏には秒速約15キロという猛スピードで突入したため、隕石の表面は1千度を超える高温に焼かれて真っ黒。この点が隕石と判定する決め手となった。

 表面の黒さとは対照的に、断面から見える内部は見かけ上、普通の石と変わらない。ただ、発見されるまで野ざらしで雨に打たれた結果、鉄分がさびて赤みがかっており、特に2号で顕著だ。

 同館の高橋直樹上席研究員は「一目見て隕石だと分かった。私たちが宇宙とつながっていることを自覚してもらえたら」と話す。

 習志野隕石は太陽系が誕生したころの約45億年前にできたと考えられ、地球や火星の軌道周辺で太陽の周りを回っていたという。

 爆発後の破片は、船橋市から佐倉市にかけての広い範囲に四散した可能性があり、高橋さんは「まだどこかに、もっと大きな破片が落ちているかもしれない」と推測する。

 習志野隕石は、県内への落下が確認された初めての隕石。県内で発見された隕石としても昭和44年の「芝山隕石」に次いで2例目で、全国では53例目となる。今回は芝山隕石をはじめ、世界各地で発見されたさまざまな種類の隕石も一緒に展示している。

 展示は令和3年2月28日まで。開館時間は午前10時~午後4時半(入館は4時まで)で、月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入場料は12月13日まで一般500円、12月15日以降は同300円など。

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