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座間9人殺害 改めて「承諾なし」主張 8、9人目の冒頭陳述で検察側

白石隆浩被告(ツイッターから)
白石隆浩被告(ツイッターから)

 神奈川県座間市のアパートで平成29年、男女9人が殺害された事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第17回公判が10日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれた。8、9人目の被害者に絞った冒頭陳述があり、検察側は「2人は被告と会ってから死にたいと話すことはなく、まして乱暴や殺害をするという被告の決意を知らなかった」と述べ、改めて殺害の承諾がなかったと強調した。

 2人は、横浜市のアルバイトの女性=当時(25)=と東京都八王子市の女性=同(23)。検察側は冒頭陳述で、被告が「死にたい」などと投稿した2人に「一緒に死ぬといった嘘のメッセージを送り、待ち合わせた。2人から金を得られないと判断し、部屋でいきなり首を締めるなどした」と述べた。

 弁護側は、2人は死ぬことについて複数人とツイッターでやりとりし、被告宅では自分の意思で精神安定剤を飲んだと指摘。「死を望んだ人が被告の元へ行き、死が実現した。2人が死に向かっていく事実はあるがブレーキになる事情が見当たらない」と訴えた。

 また、証人として横浜市の女性の母親が出廷し、女性は一時実家に引きこもっていたが、事件の約半年前からアルバイトをしていたと説明。「私がいなくなったらどうする」と発言したこともあったが、一緒にハロウィーンパーティーや旅行をしようと話していたとし、「死にたい(願望)とかはないと思う」と証言した。「働いて『これから頑張るね』と言っていたのに残念で悔しくてならない。被告は命に代えて罪を償ってほしい」と涙声で話した。

 公判では、被告と2人とのツイッター上のやりとりも明らかにされた。2人が殺害された29年10月には「首吊り士」「終わりにしたい」など5つのアカウントで不特定多数の女性と連絡をとっていたといい、同じ女性に2つ以上のアカウントで「自殺をお考えですか」「(自殺)未遂にならないようサポートする」などと接触を図っていた。女性は被告のアカウントに「疲れた」「これから先いいことない」などと返信していたという。

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