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過去の富士山噴火の分析手法開発 予測に期待

富士山の麓で溶岩を採取する山梨県富士山科学研究所の馬場章研究員=2018年3月(同研究所提供)
富士山の麓で溶岩を採取する山梨県富士山科学研究所の馬場章研究員=2018年3月(同研究所提供)

 山梨県富士山科学研究所(富士吉田市)は31日、過去に起きた富士山噴火の頻度や休止期間を詳しく分析できる手法を開発したと発表した。溶岩が保持する「地磁気」から噴火の時期を推定するもので、今後の噴火予測や防災対策への活用が見込まれる。

 これまで溶岩が噴出した年代は主に地層の積み重なりなどから推定してきたが、特定が難しいケースもあった。

 新手法は、磁石のような性質がある地磁気に着目。高温で噴出した溶岩は鉱物を含んでおり、冷却されると地磁気を記録する性質がある。地磁気は年代によって方向や強さが変わるとされ、その特徴を調べれば溶岩の年代特定に役立つという。

 同研究所は溶岩などを千点以上集め、紀元前1000年~紀元後1100年ごろの地磁気の変動具合を体系化した。個々の溶岩を、この変動具合に当てはめることで噴火の年代や頻度の解明が進むと見込まれる。

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