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座間9人殺害公判 被告「間違った発言ない」 調書と食い違いとの弁護側指摘に

白石隆浩被告(ツイッターから)
白石隆浩被告(ツイッターから)

 神奈川県座間市のアパートで平成29年、男女9人が殺害された事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第14回公判が29日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれた。6番目に被害に遭った福島市の高校3年の女子生徒=当時(17)=の現金を奪った経緯について、弁護側は被告の公判での証言が捜査段階の供述調書と食い違うと信用性を疑問視。被告は「間違った発言があったとは思わない」と反論した。

 検察側の被告人質問で、被告は生徒を殺害後に「(部屋の)床に散らばった現金を奪取した」と説明。一方、弁護側は被告の供述調書に「財布から奪取した」とあるとし、「これまでの証言でも間違っていることがあるか」と尋ねた。

 これに対し、被告は「今の記憶で答えたが、取り調べ時の方が(記憶が)新鮮なので正しい」などと回答。検察側が追加質問で奪取の経緯を再確認すると、「金を奪ったのは間違いないが、正確にどこからとは覚えていない」と述べた。

 また、就寝中の生徒を乱暴した上で殺害したことについては、「金払いがいいので殺すか決めていなかった。(生徒が)寝ていなかったら、家に帰るよう説得していたかもしれない」と振り返った。

 裁判官から生徒にどう思われようと接したか問われると、生徒が容姿の悩みを持っていたことを挙げ、「見た目が悪くないと言ってくれる男のイメージを与えるふりをした」と証言。合流した直後の生徒の様子を「テンションが高くて楽しそうだった。今思うと、楽しく遊びたかったのかと思う」としながらも、自宅アパートで飲食した際に「(生徒は)『鼻に自信がない』『食べてる姿をまじまじとみられたくない』と言い、急に落ち込みだした。その流れで安定剤を勧めた」と話した。

 その後、7番目に被害に遭ったさいたま市の高校2年の女子生徒=当時(17)=の証拠調べに入り、母親の「前向きに努力していた娘が自ら命を絶つとは思えない」とする調書などが読み上げられた。

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