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石綿訴訟、初の上告審弁論が結審

最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)
最高裁判所=東京都千代田区(伴龍二撮影)

 建設現場でアスベスト(石綿)の含まれた建材を扱い、粉塵(ふんじん)で健康被害を受けたとして、神奈川県の元労働者と遺族らが国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟の上告審弁論が22日、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)であり、即日結審した。判決日は後日指定される。

 弁論で、原告の男性は「アスベストが危険と思っておらず、大量の粉塵を吸った。いつ症状が重くなって人生を終えるのかと不安で仕方ない」と述べた。石綿による肺がんで夫と息子を亡くした女性は「全ての被害者や遺族が救済される判決を」と訴えた。

 同種訴訟の上告審弁論は初めてで、東京、京都、大阪、福岡の各訴訟も最高裁に係属している。高裁での結論が割れており、最高裁が統一判断を示す可能性がある。

 一連の訴訟では(1)国がいつから規制権限を適切に行使すべきだったか(2)「一人親方」と呼ばれる個人事業主を救済対象とするか(3)石綿を含む建材を流通させたメーカーの賠償責任の有無-が争点となっている。

 今回の訴訟は元労働者らが平成20年、横浜地裁に提訴。1審は敗訴だったが、2審東京高裁は29年、国とメーカーに賠償を命じた。

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