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〈独自〉東京女子医大2歳男児死亡事故、医師6人書類送検へ プロポフォール投与で術後安全管理怠る

公園でどんぐりを拾って遊ぶ男児=平成24年10月(母親提供)
公園でどんぐりを拾って遊ぶ男児=平成24年10月(母親提供)
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 東京女子医大病院(東京都新宿区)で平成26年2月に手術を受けた男児=当時(2)=が死亡した医療事故で、術後に鎮静剤を適切に投与せず男児を死なせた疑いが強まったなどとして、警視庁捜査1課は20日、業務上過失致死容疑で男性医師(60)ら6人を、21日に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 男児は26年2月18日、顎に発症した腫瘤(しゅりゅう)の「リンパ管腫」を除去する手術を受けた。術後は人工呼吸器の気管チューブを付けた状態で集中治療室(ICU)に移され、鎮静剤の「プロポフォール」を投与されるなどしたが、21日に容体が急変して死亡した。

 捜査関係者らによると、プロポフォールを過剰投与した場合、尿の減少や心電図に異常が出るケースがあり、男児にもそうした兆候が確認できたという。男児への18~21日のプロポフォールの投与量は成人の許容量の約2・7倍だった。

 術後管理には38~60歳の医師6人が関わったが、捜査1課は、容体に異変の兆候があり、危険性を認識できたのに、適切な対応をとらずプロポフォールの投与を続けるなどした結果、男児が死亡したと判断した。

 医師らは男児が動いてチューブが外れることを防ごうと鎮静効果があるプロポフォールを投与したとみられるが、人工呼吸中の小児への使用は避けるべき「禁忌薬」とされていた。また、家族の同意があれば使用を認められるケースもあるが、病院側は家族に説明をしていなかったという。

 病院側が設置した第三者調査委員会は27年2月、プロポフォールの長時間にわたる大量投与が死因とする報告書をまとめた。一方、男児の両親は警視庁に被害届を提出。医師らを相手取り、損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。訴訟資料によると、ICUの医師団の1人が、上限を設定せずに、プロポフォール投与の継続を指示した可能性が指摘されている。

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