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座間9人殺害公判 「裏切られた」被告、弁護側の質問拒絶

白石隆浩被告の裁判員裁判初公判が開かれた東京地裁立川支部の101号法廷=9月30日午後(代表撮影)
白石隆浩被告の裁判員裁判初公判が開かれた東京地裁立川支部の101号法廷=9月30日午後(代表撮影)

 神奈川県座間市のアパートで平成29年、男女9人が殺害された事件で、強盗殺人や強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)の裁判員裁判で、被告はこれまで、弁護側の質問の多くに回答を拒絶してきた。起訴内容を争う弁護側の方針に「裏切られた」と主張し、証言台で不満げな様子を見せた。一方で検察側の質問にははっきりと答え、起訴内容の通り殺害に関し被害者の同意がなかったとの認識も示した。

 被告人質問初日の7日。白石被告が何を語るかに注目が集まったが、わずか約5分で休廷した。弁護側の問いに被告が「答えない」と繰り返し、弁護側が休廷を求めたためだ。裁判長が「黙秘権を行使するかはあなたの判断だが、応じるかどうかよく考えて」と呼びかける場面もあった。

 翌8日も弁護人を無視した白石被告だったが、途中で「時間の無駄なので答えます」と切り出すと、一気にまくし立てた。

 「『(裁判を)簡潔に終わらせていただけますか』と聞いたら、弁護士が『分かりました』と言ったから選任した。ところが公判前(整理手続き)に入ったら、争うと。話が違う。裏切られたことを根に持っています」

 以降、弁護側の質問に黙ったり応じたりしていたが、特定の弁護人には「あなたは信用できないので黙秘します」と突き放した。

 一方、被告は検察側の質問には理路整然と回答。殺害について「すべて承諾がなかったのか」と問われると、「間違いないです」と冷静に答えた。

 弁護側は取材に対し、被告と異なる主張をすることは「残念」としつつ、「開示された多数の証拠を見る中で、承諾殺人罪の適用を主張することに決めた」と説明している。

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