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【台風19号上陸から1年】「浸水対策完了、令和6年度までに」宮城県丸森町の保科郷雄町長インタビュー

産経新聞のインタビューに応じる宮城県丸森町の保科郷雄町長=丸森町役場
産経新聞のインタビューに応じる宮城県丸森町の保科郷雄町長=丸森町役場

 昨年10月、各地に甚大な被害をもたらした台風19号が12日で上陸から1年を迎えるのを前に、台風で11人が犠牲となった宮城県丸森町の保科郷雄町長が、産経新聞のインタビューに応じた。保科町長は今後の豪雨災害への備えとして、排水ポンプの増強とバイパス管の設置を令和6年度までに完了させる方針を明らかにした。

 《台風19号を受け、町では昨年12月、町内6カ所に計208戸の仮設住宅を建設した。現在はプレハブ仮設に169世帯、みなし仮設には88世帯が入居(9月末時点)。現在も多くの町民が仮設住宅で日常生活を送る》

 「自宅再建を果たし、仮設住宅を退去したのは31世帯と把握している。徐々に地域コミュニティーも再生している。また、今年6月には独自の住宅再建促進事業補助金(1世帯当たり最大150万円を補助)を創設した。事業を最大限活用して被災した方々を支援したい」

 《今年も熊本県など全国各地で豪雨による災害が相次いだ。地方自治体が自然の脅威にさらされる中、昨年の台風19号は町に大きな教訓をもたらした》

 「短時間で大雨が降ったことで土砂崩れが発生し、土砂が川に入り、越水・決壊という状況を招いた。危険箇所はしっかりと見直しながら災害に備えたい。同規模の災害がいつ起こるかは分からない。町民の防災意識を高めるとともに、早めの情報発信で迅速な避難を実現したい」

 《台風19号では、役場庁舎周辺も浸水するなど河川の氾濫対策の必要性が浮き彫りになった。台風19号を教訓に、町では従来の1・8倍の排水能力のある排水ポンプを設置するのに加え、山間部に降る雨を阿武隈川に放流する「バイパス管」を設置する。台風19号と同程度の降水量でも、町を浸水から守ることができる見込みだという》

 「(豪雨時に)町に迫る水を少しでも阿武隈川に流すという考えだ。(排水ポンプとバイパス管の設置は)予算の兼ね合いもあるが、希望としては復興計画期間内の令和6年度までに実現したい」

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