PR

ニュース 社会

【座間9人殺害 初公判詳報】(3)「9人は自らの意思で被告のところへ」弁護側が冒頭陳述

座間9人殺害事件の初公判で、傍聴券を求め抽選券となるリストバンドを受け取る人たち=30日午前、東京地裁立川支部
座間9人殺害事件の初公判で、傍聴券を求め抽選券となるリストバンドを受け取る人たち=30日午前、東京地裁立川支部

 《神奈川県座間市のアパートで高校生を含む若い男女9人を殺害し、遺体を切断したとされる白石隆浩被告(29)の東京地裁立川支部で始まった初公判。検察側の冒頭陳述に続き、今度は弁護側の冒頭陳述が始まった》

 弁護人「1年間で2万5千人が自殺で死んでいる」

 《弁護側はまず、日本における自殺者の多さを強調。最大の争点となる被害者が殺害されることを承諾していたか否か、という点について、主張を展開していく》

 弁護人「毎日、日本のどこかで自殺がある。自殺は社会問題だ。ひとりひとりさまざまな事情やいきさつ、長い間悩んだ人も衝動的に死を選んだ人もいる。共通するのは、自らの死を望んでいたこと。それがすべての出発点です」

 《白石被告の弁護人は、裁判長に向かって話し続ける》

 弁護人「希死念慮。Aさんを始めとする9人の方々にも、そうした死を望む気落ちがあった。9人は行動を起こし、自らの意志で彼(白石被告)のところへ行った。これが共通する事件の構図です」

 《白石被告は視線を動かさず、じっと弁護人を見ている》

 弁護人「死を望む気持ちは、何らかの原因がある。学校でのいじめ、厳しい指導、恋人との破局…。精神的に不安になった結果として、自らの死を望んでしまう場合がある。必ずしも、周囲が分かるわけではない。内に秘めたまま、突然亡くなって周囲が驚くことも。そういうケースを、皆さんもご存じのはずです」

 《白石被告は椅子に深くもたれかかり、一見、うたた寝しているかのよう。首が左右に揺れている》

 弁護人「9人は具体的なやりとりをして彼(白石被告)のもとへ行った。白石さんが無理やり脅して連れてきたわけではない。自らの意思で行った。自らの手ではないので自殺と違うと思うかもしれないが、殺人の承諾があった。従って、同意殺人になる」

 《弁護人の手ぶりは大きく、証言台から1メートルほど離れたところで、時折1、2歩歩くなどの動きをつけて話す》

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ