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【座間9人殺害 初公判詳報】(1)緑の服、背中まで伸びた髪…「もぞもぞ動作」の白石被告

 裁判長「被害者9人について、法廷で特定情報を秘匿する決定をしています。被害者の方もA~Iのアルファベットで呼んでいきます。あなたも、言及するときは特定情報を出さないよう注意してください」

 白石被告「はい」

 《検察官の起訴状朗読に移る。起訴状によると、白石被告は29年8月下旬~10月下旬、座間市の自宅アパートで、女性8人に乱暴した上、男性1人を含む9人をロープで窒息させて殺害。現金数百~数万円を奪い、遺体を切断して室内のクーラーボックスなどに遺棄したなどとしている》

 《検察官が起訴状を読み上げる間、白石被告は正面を向きながら、ゆっくりと首を右に傾け始めた。しばらくすると、肩甲骨を寄せるように腕を後ろに持ち上げ、ゆっくりと元の姿勢に戻った。じっとしていられないのか、今度は左足に重心を置いて首を左に傾け、しばらくして戻した》

 《検察官が残忍な犯行状況を記載した起訴状を読み上げているにもかかわらず、被告に緊張感は伺えない。被告のこうしたもぞもぞとした動作は、検察官が読み上げる約10分間の間に3回程度、繰り返された。そんな被告の様子を、裁判官らはじっと見つめていた》

 裁判長「起訴状の事実に間違っている点や、あなたの言い分はありますか」

 白石被告「起訴状の通り、間違いありません」

 裁判長「9人に対する強盗殺人、強盗強制性交殺人、死体損壊、死体遺棄の18個の事実について、間違いありませんか」

 白石被告「間違いありません」

 《裁判長の念押しにも「間違いない」と答え、起訴内容を認めた白石被告。続いて弁護人が意見を述べる。弁護人は一部を争った》

 弁護人「少し長くなりますが、5点あります。まずは責任能力がないこと。被告は事件当時、何らかの精神障害で心神喪失状態、少なくとも心神耗弱状態で、責任能力は限定的にしかありませんでした」

 弁護人「次に殺人について。各公訴事実の方法により殺害したことは争いません。しかし全ての被害者は殺害されることを承諾していたので、罪が成立するのは承諾殺人になります」

 《責任能力を争い、刑の減軽を求める姿勢を示した弁護人。さらに被害者は、被告に殺されることを了承していたとし、大幅に刑が軽い承諾殺人に該当すると主張した》

 《弁護人は続けて、被告が被害者の金銭を得ることも了承されていたとして、強盗について罪は成立しないと主張。性交や死体損壊の点は争わないとした》

 《弁護人の意見が終わると、裁判長が被告に元の席に戻るよう促した。被告は猫背の姿勢でゆっくりと歩き、弁護人の後ろの椅子に座った》

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