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9人の犠牲者、夢や目標絶たれ… 座間事件初公判

白石隆浩被告の裁判員裁判が開かれる東京地裁立川支部の法廷=30日(代表撮影)
白石隆浩被告の裁判員裁判が開かれる東京地裁立川支部の法廷=30日(代表撮影)

 神奈川県座間市のアパートで平成29年、男女9人の切断遺体が見つかった事件で、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれた強盗強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(29)の裁判員裁判初公判。犠牲となった9人は、夢や目標を持ち、それぞれの人生を歩んでいた。だが、わずか2カ月ほどの間に相次いで消息を絶ち、白石隆浩被告のアパートから変わり果てた姿で見つかった。

 神奈川県厚木市の会社員の女性=当時(21)=は「家族思いの優しい子」(知人女性)。高校時代にはスーパーのアルバイトにも精を出した。事件の最初の犠牲者となった。

 群馬県の高校1年の女子生徒=同(15)=は、中学で「自分に自信をつけたい」と演劇部に所属。絵が上手で高校は美術科に進学した。デザイン関係の仕事に就くのが夢だった。

 介護施設に勤める傍ら、ロックバンドで活動していた神奈川県横須賀市の男性=同(20)=は、失踪3日前にライブに出演。「今度は海外でのライブもある」と話していた。

 埼玉県所沢市の大学2年の女子学生=同(19)=は中学時代は教師を目指し、高校では演劇部で活動。友人によると「仲のいい友だちに面白いことを言ってよく笑わせていた」。

 同県春日部市の女性=同(26)=には幼い子供がいた。穏やかな話し方で優しそうな雰囲気。「自分の娘だったら、と考えると許せない」と元上司は悲報に当時、肩を震わせた。

 福島市の高校3年の女子生徒=同(17)=は、幼い頃から絵を描くのが得意で、夢は漫画家。父親(65)は「死んだと思っていない。そうしないと苦しいよね」と吐露する。

 さいたま市の高校2年の女子生徒=同(17)=は、中学では合唱部の活動に打ち込み、高校ではアルバイトに精を出した。「小説や漫画が好きで、話しやすいタイプ」だった。

 横浜市の女性=同(25)=はコンビニでアルバイトをしていた。学生時代は仲のいい友人と過ごした。いつも通り家族に「行ってきます」と告げたまま消息を絶った。

 最後の被害者は東京都八王子市の女性=同(23)。小学校の卒業アルバムに書いた夢は「ペットショップの店員」。失踪後、兄が女性のツイッターアカウントから情報提供を呼びかけ、事件発覚につながった。

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