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【ケリー被告初公判詳報】(6完)退職後業務にか、取締役時代の後払いか 争点は「対価」

 《金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた日産自動車元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告と法人としての日産の初公判は、ケリー被告の弁護人による冒頭陳述に入った。ケリー被告のための司法通訳に合わせ、時折言葉を止めながら原稿を読み上げていく》

 ケリー被告の弁護人「虚偽の記載はないし、ケリー被告が共謀した事実もない。被告人は無罪である」

 《ケリー被告の弁護人は、有価証券報告書で報告された金額が役員として受けた報酬であり、その他に受け取った報酬は存在しないと強調。日産と(日産自動車元会長、カルロス・)ゴーン被告の間に、有価証券報告書で報告した報酬額より多くの金額を支払う合意は存在しないなどと主張した》

 《ケリー被告の弁護人によると、2011年ごろ、日産社内では、同社を立て直し、敏腕ともてはやされたゴーン被告が、同社の取締役を退いた後に競合社に行かないよう、どう引き止めるか検討が重ねられていた》

 《退職後のゴーン被告に対する高額な報酬を合法的に支払うには、どんな名目での支払いとするかも重要事項だった。その上で、ケリー被告と西川広人前社長が作成に関わったという、ゴーン被告が退職後に受け取る報酬について書かれた文書について説明する》

 ケリー被告の弁護人「書面に記載されている『対価』とは、ゴーン氏が退職後に日産に提供する業務に対する対価であり、ゴーン氏が日産の取締役であった間に果たした業務に対する『後払い』ではない。有価証券報告書において報告すべき報酬の対象にはならない」

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