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【ケリー被告初公判詳報】(1)「本来、日産社内で解決されるべき問題だった」

初公判に出廷した、元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(イラスト・勝山展年)
初公判に出廷した、元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(イラスト・勝山展年)

 《日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(66)の役員報酬を過少記載したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(64)と法人としての日産の初公判が15日、東京地裁(下津健司裁判長)で始まった。同罪などに問われているゴーン被告は昨年末にレバノンへ逃亡。「主役」不在で公判は進むことになる》

 《日産トップと代表取締役の衝撃の逮捕から約2年となるのを前に迎えた初公判。ゴーン被告が海外でスキーなどをして悠々自適な生活を送る一方、日本で過ごしてきたケリー被告。産経新聞の単独インタビューに応じたケリー被告は、ゴーン被告の逃亡に理解を示した上で、「法廷で私の無実を証言してくれたなら」とも述べた》

 《起訴状によると、ゴーン、ケリー両被告は共謀して平成22~29年度のゴーン被告の役員報酬を有価証券報告書に約91億円、過少に記載したとしている。主な争点は、退任後の受け取り分(未払い報酬)があったかや、ケリー被告とゴーン被告との共謀が成立するか否かだ》

 《検察側は、21年度分から1億円以上の役員報酬の開示が義務付けられたのを契機に過少記載を始め、未払い分を退任後に顧問料などとして受け取ることにしたと主張する。また、ケリー被告がゴーン被告の指示を受けて報酬をいかに開示せずに受け取るかを画策したことなどから、共謀が成立すると訴える》

 《一方で、ケリー被告側はゴーン被告の報酬は公表している通りで未払い分などは存在しないとの立場をとる。さらに、正確な報酬はゴーン被告しか知りえないことなどから「ゴーン被告と共謀のしようがない」などと主張する方針だ》

 《審理は初公判を含め、すでに来年7月上旬まで70回以上の期日が指定されている。証拠調べや司法取引(協議・合意制度)に応じた元秘書室長らの証人尋問も予定されているが、判決期日はまだ決まっていない》

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