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「主役」逃亡で公判延期も…ケリー被告、入念に準備  

日産自動車元代表取締役グレゴリー・ケリー被告の初公判が行われる東京地裁の法廷=15日午前、東京都千代田区(代表撮影)
日産自動車元代表取締役グレゴリー・ケリー被告の初公判が行われる東京地裁の法廷=15日午前、東京都千代田区(代表撮影)

 「主役」のはずだったカルロス・ゴーン被告の逃亡で、元側近のグレゴリー・ケリー被告らの公判が15日、当初の予定より大幅に遅れて始まった。一昨年末に保釈されてから初めて公の場に姿を現したケリー被告は起訴内容を否認し、検察側と全面的に争う姿勢を見せた。

 ケリー被告の公判は、争点整理に時間がかかった上、ゴーン被告の逃亡や新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で大幅に延期されていた。ケリー被告は逮捕翌月の平成30年12月に保釈されて以降、約1年9カ月も母国の米国に帰ることなく、資料を読みこむなど公判の準備を進めてきた。

 新聞社や出版社の取材に時折応じることはあったが、保釈中に公の場に出ることはなかった。産経新聞の単独インタビューでは、ゴーン被告について「逃亡するのは理解できる。私の無実を証言してくれたなら」と述べていた。

 ゴーン被告の不在にも関わらず、裁判への注目度は高く、東京地裁ではこの日、19席の一般傍聴券を求めて245人が並んだ。

 午前10時過ぎにタクシーで地裁前に到着したケリー被告は、グレーのスーツに白いワイシャツ、赤地のネクタイ姿。メモ用紙を手に、弁護人とともにゆっくりとした足取りで法廷へ向かった。10時半ごろ、裁判長が開廷を告げ、職業や名前を問われると流暢(りゅうちょう)な英語で応じた。起訴内容についての認否を問われると「共謀に関与していない」と全面的に争う姿勢を示した。

 公判の期日は、来年7月上旬までに70回以上指定されている。司法取引に応じた日本人元秘書室長や外国人執行役員、前社長の西川(さいかわ)広人氏らの証人尋問が予定されている。

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