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「検事はわなにはめようとした」 ケリー被告一問一答 ゴーン事件

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 産経新聞の単独インタビューに応じた日産自動車元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(63)=金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴=は、自らの無罪主張に加え、昨年末にレバノンに逃亡した前会長のカルロス・ゴーン被告(66)=金商法違反と会社法違反(特別背任)の罪で起訴=への思いなどを語った。主なやりとりは次の通り。(聞き手 市岡豊大)

 --ゴーン被告とともに東京地検特捜部に逮捕された平成30年11月19日に何があったのか

 「在住する米国で首の外科手術を控えていたが、日産側から『どうしても来てほしい』と言われて日本へ行くことにした。日産が特別に用意したチャーター機で入国した。高速道路で停車すると突然、検事と通訳が乗り込んできて、意味がよく分からないまま拘置所へ連れて行かれた」

 --どのような取り調べを受けたのか

 「さまざまな手でわなにはめようとしてきた。検事がよく言っていたことの一つが『自分の利益に反することを言わない限り、あなたの証言を一切信用しない』。書類をちらっと見せて質問してくるので、私が見せてくださいと頼むと『見せたら都合のいい話を作ってしまう』と言って見せてくれない。次第に(報酬の過少記載を始めたとされる)8年前のことを記憶していない方が悪いと思うようにさせられる」

 --役員報酬の開示が平成21年度分から義務付けられた。どう対応したのか

 「ゴーン被告から開示せずに報酬を受け取る方法を探すよう指示されたが、あくまで合法的にという話だった。ゴーン被告は『(日産と資本提携するルノーの大株主である)仏政府が最大の懸念。市場価値通りの報酬を支払う姿勢を持ち合わせていない』と言っていた。仏政府からの圧力を心配していた」

 --ゴーン被告の報酬はいくらだったのか

 「決定権のあるゴーン被告自身しか知り得ない。憶測だが、もともと20億円だったのが10億円くらいに減額されたと思っていた。私は正確な報酬を知らないので、ゴーン被告と共謀のしようもない」

 --ゴーン被告の退任後の顧問料に関する契約書はなぜ作ったのか

 「日産を元気にし、独立性を守るために戦ったゴーン被告が50%しか報酬を受け取っていないのは経営上のリスク。ゴーン被告の指示とは別に、退任後に競合他社へ転職しないよう顧問料などの支払いを提案した。正式な契約書ではない」

 --家族の状況、そしてゴーン被告に思うことは

 「妻が一緒にいてくれるので心強いが、米国に難病を抱えた母親やかわいい孫たちを残している。早く裁判を終えて帰りたい。いわれなき罪で今も自由を奪われている。ゴーン被告が逃亡したのも理解できるが、法廷で私の無実を証言してくれたなら、とも思う」

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