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目黒女児虐待、2審も母親に懲役8年 

 東京都目黒区で平成30年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=を虐待して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(28)の控訴審判決が8日、東京高裁で開かれた。若園敦雄裁判長は「結愛ちゃんの衰弱を認識しながら、生存に必要な措置を講じなかった」として、懲役8年とした1審東京地裁の裁判員裁判判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。

 弁護側は、食事制限を主導したのは元夫の雄大受刑者(35)=同罪などで懲役13年が確定=と主張。優里被告は雄大受刑者による心理的ドメスティックバイオレンス(DV)の影響で適切な措置を取れなかったなどとして、刑を軽くするよう求めていた。

 若園裁判長は、結愛ちゃんの死亡する3日前ごろから雄大受刑者が優里被告の言葉を聞き入れ、結愛ちゃんへの態度を変えていたことなどから、この期間に「医療措置を受けさせることは可能だった」と指摘。「心理的支配の影響を考慮するにしても限界がある」などとして、弁護側の主張を退けた。

 判決などによると、優里被告は結愛ちゃんに十分な食事を与えず、雄大受刑者の暴行も結果的に容認。医師の診察も受けさせず、平成30年3月2日、肺炎による敗血症で死亡させた。

 優里被告は勾留中の手記をDV体験の著書として出版し、DVや児童虐待の防止活動をしている団体に計150万円を寄付したという。

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