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【尖閣衝突事件10年】極秘訪中した細野豪志氏 長い交渉の末に「邦人釈放」耳打ち

 --衝突時の映像については

 「『日本政府が映像を公開しないという約束はできない。やがて公開されると思ってくれ』と伝えた。中国側は想定外だったかもしれない。中国は政府が公開しないという意思を持てば公開しないことができるが、日本では政府が国権の最高機関である国会をコントロールできないということを分かっていなかった」

 --邦人拘束については

 「私は『非常に不信感を持っている』と言った。仙谷氏は、拘束について『そこまで全部お前に負わせるのは難しい』と言っていたが、『少なくともこちら側の意図は伝えてくる』と答えて訪中した。中国側は最後に『釈放を検討します』と耳打ちしてきた。その翌日に解放されたので、成果だったと思う」

 --解放の条件はあったか

 「なかった。彼らもそろそろ状況を変えたいというのがあったのかもしれない」

 --今も中国の挑発は続く

 「状況はむしろ悪化した。5月に中国海警局の船が日本の領海に入り、日本漁船を追尾した。10年前の事件は中国漁船を海保が追尾し、向こうがぶつかってきた。攻守が入れ替わったわけだ。尖閣の実効支配そのものが揺らぐ可能性が出てきている。実効支配が維持できている間に、尖閣の有効活用を真剣に考えなければならない。海洋調査や上陸調査なども含め、きちんとやるべきだ」

 --交渉の経験から、中国とどう向き合うべきだと考えるか

 「中国は総合的な国力が上がっている。軍事力、経済力は20年前、10年前と全然違う。日本の一つのアドバンテージは日米同盟だ。そこの連携をしっかりしていかなければ非常に厳しい立場になる。一方で、米国が東アジアでプレゼンスを維持し続けるとも限らない。その中でどう中国と交渉していくかというのは本当に重い課題だ」

 「大変な思いをしている方々がたくさんいる。海保の現場の緊張感や、彼らの忸怩たる思いは計り知れない。そのためにも全力を尽くし、その結果に責任を取るのが政治家の仕事だ」

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