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早期避難広がる、ホテルに注目 課題も

九州新幹線や在来線の計画運休により、暗いJR熊本駅=7日午前9時11分、熊本市西区(彦野公太朗撮影)
九州新幹線や在来線の計画運休により、暗いJR熊本駅=7日午前9時11分、熊本市西区(彦野公太朗撮影)

 九州・沖縄地方に暴風や大雨をもたらした台風10号は、各地に家屋や電柱の倒壊などの爪痕を残した。当初は戦後最大級の勢力として、特別警報を発出する可能性も取り沙汰され、交通機関や商業施設が計画的な運休・休業を決定。関係省庁や自治体は早期の避難を呼び掛け、風雨が強まる前に避難所を開設した。風雨が強まらなかった地域でも、住民らがホテルに避難する動きが広がるなど、早期避難によって大きな人的被害は避けられた形となった。(鈴木俊輔、石川有紀)

 「今回は特に被害がひどそうだと聞き、早めにホテルを取った」

 妻とともに熊本市中心部のホテルに避難した同市東区の無職、三重野潤一さん(78)は話した。「ホテルは頑丈だし、プライバシーも保てる。何日か泊まるつもりだったが、自宅に帰れそうだ」とほっとした表情を浮かべた。

 今回、避難先としてホテルが注目された。頑丈な建物であることが多く、寝具などを持参する必要もない。個室で周囲との接触も避けられるため、新型コロナウイルス対策にもなる。

 熊本市内のあるビジネスホテルは、6日夜は満室に。停電の恐れもあったことから全室に懐中電灯を用意し、浴槽に水をためてから寝るように呼び掛けた。担当者は「地元の人、特に高齢者の宿泊が多かった」と明かす。

 今回は、数日前から台風の大きさが指摘されており、これまでより多くの住民が避難した。新型コロナ対策で収容人数を少なくしたこともあり、定員に達した避難所もあった。

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