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学校壁内不法投棄問題 石川県が調査に乗り出す 処分費めぐり訴訟も

 準大手ゼネコンの前田建設工業(東京)が日本航空高等学校石川と日本航空大学校(ともに石川県輪島市)の校舎や学生寮の壁の隙間に石膏(せっこう)ボードの端材を廃棄していた問題で、石川県が調査に乗り出したことが7日、分かった。石膏ボードの一部を処分した工事費の支払いをめぐり、処分を請け負った業者と前田建設が訴訟になっていることも判明した。

 今回の問題は今年4月、新型コロナウイルスの影響で両校が休校になったのに合わせて実施された建物の水漏れ工事で発覚した。石膏ボードは産業廃棄物で、環境省は廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いがあると指摘。関係者によると、事態を把握した県が調査しているという。

 また、両校を運営する学校法人日本航空学園から依頼され石膏ボードの除去・処分工事を行った建築コンサルタント会社「ウトロン」(東京都港区)によると、同社は当初、学園に工事費用を請求したが、学園側は「(石膏ボードの除去・処分)工事は前田建設の不法行為によって生じた」として、前田建設に請求するよう要請した。

 ウトロンは、前田建設の不法行為で生じたと学園側が主張する損害賠償請求権を譲り受ける形で、前田建設に支払いを請求。前田建設は「ウトロンとの間で協議する問題ではない」として支払いを拒否した。

 このため、ウトロンは前田建設に計約1億円の支払いを求めて7月31日、東京地裁に提訴した。

 環境省の担当者は「工事で出た廃棄物を工事した建物の壁の隙間に入れるなど前代未聞。廃棄物の処理責任は施工・監理者にある」と話している。

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