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17年前の殺人、南アに逃亡の男が出頭 逮捕監禁容疑で逮捕

警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

 平成15年に元飲食店員、古川(こがわ)信也さん=当時(26)=が殺害され、遺体の一部が東京都奥多摩町などに遺棄された事件で、警視庁高井戸署捜査本部は逮捕監禁容疑で、住所・職業不詳、紙谷惣(そう)容疑者(46)=殺人容疑などで国際手配=を逮捕した。「間違いない」と容疑を認めており、捜査本部は今後、殺人容疑などでも調べる方針。

 紙谷容疑者は事件発覚直後、首謀者の松井知行容疑者(48)=国際手配=らとともに南アフリカに逃亡しており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて行方を追っていた。先月下旬に南アフリカの日本大使館に「金が尽きて苦しいので日本に帰りたい」と出頭し、指紋で本人と確認。今月3日に帰国し、成田空港で身柄を確保した。

 逮捕容疑は松井容疑者らと共謀して15年9月17日、千葉県市川市のレストラン駐車場で古川さんと別の男性=当時(22)=に暴行を加え、埼玉県戸田市内のマンションに連れ込んで監禁したなどとしている。

 紙谷容疑者は2日後の同19日、山梨県丹波山村のキャンプ場の駐車場で古川さんの首をベルトなどで絞めて窒息死させ、遺体を切断して奥多摩町の山中などに遺棄したとして、殺人と死体損壊・遺棄容疑で国際手配されていた。

 捜査本部によると、紙谷容疑者は事件前、松井容疑者とともに、エステやクラブの客のクレジットカードをスキミングし、カードを偽造する詐欺グループを主導。古川さんに飲食店を開店して加担するよう持ちかけたが、拒まれたため拉致を計画したとみられる。

 事件は15年10月4日、奥多摩町留浦(とずら)の路上で、猟友会の男性らが切断された古川さんの右腕を見つけて発覚した。捜査本部は16年1月、殺人容疑などで、10代だった少女2人を含む男女6人を逮捕。23年11月には、松井容疑者らとともに南アフリカに逃亡していた女=不起訴処分=が帰国し、殺人容疑で逮捕した。

 26年6月には、2010(平成22)年サッカーワールドカップ南アフリカ大会の開催前に、旅行業者を装って観戦希望者から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が詐欺容疑で大学生ら5人を逮捕。逃亡中の松井容疑者が事件を主導したとみられ、詐取金の一部は逃亡資金に使われた可能性があるという。

 警視庁は数年前に南アフリカに捜査幹部を派遣し、紙谷容疑者らの身柄の引き渡しについて現地の警察当局と協議。南アフリカは死刑廃止国であるため、担当者が日本への引き渡しに難色を示したという。

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