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夫はリスト作成・削除、妻は県議と口裏合わせも 検察側が冒頭陳述で指摘 河井夫妻初公判

 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた前法相で衆院議員、河井克行被告(57)と妻で参院議員、案里被告(46)の初公判が25日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、検察側は冒頭陳述で、現金の配布状況を記した「買収リスト」を作成したのは克行被告だったとした。

 さらに、克行被告が夫妻陣営の違法報酬疑惑が報じられた直後に専門業者に依頼し、パソコン内のリストのデータを「復元不可能な状態に消去した」と指摘。案里被告も現金配布先の議員に電話をかけ、口裏合わせを申し出るなど、夫妻で証拠隠滅を図った状況を明らかにした。

 検察側の冒頭陳述によると、克行被告は自身のパソコンで、地元議員や後援会関係者ら現金の配布対象者や配布額を記したリストを作成。議員宿舎や議員会館事務所、広島市内の自宅のパソコン内の「あんり参議院議員選挙’19」という名称のフォルダで保存していたとした。

 さらに、広島県議と広島市議の名簿には、現金を配布するのが克行被告なのか案里被告なのか-の役割分担まで記載。自宅の書斎の段ボール箱の中に印刷した名簿とリストを保管していたと指摘した。

 しかし、陣営の車上運動員に違法報酬を支払った疑惑が報道された直後の昨年11月3日ごろ、克行被告は議員宿舎や自宅などのパソコンについて、データが復元できない状態に削除するよう専門業者に依頼。業者は専用のソフトを使ってリストを含むフォルダごと削除した。ただ、議員会館事務所のパソコンには、消去分とは別に同じリストが残っていたという。

 克行被告だけではなく、案里被告も同様に事件化を避けるために動いていたようだ。検察側の冒頭陳述によると、案里被告は昨年12月ごろ、現金を渡した県議の1人に電話をかけ、現金配布がなかったことにするよう口裏合わせを依頼したとも指摘した。

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