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「腐ったミカン」と退職強要 職員ら3人追手門学院など提訴 

違法な退職強要を受けたとして、学校法人追手門学院などを提訴した職員ら=24日、大阪市北区
違法な退職強要を受けたとして、学校法人追手門学院などを提訴した職員ら=24日、大阪市北区

 研修時に「腐ったミカン」「負のオーラばかり」などと業務とは無関係の言葉で違法に退職を強要され精神障害を発症したとして、学校法人追手門(おうてもん)学院(大阪)の職員ら3人が24日、学院や研修を実施したコンサルタント会社に計約2200万円の損害賠償などを求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴状によると学院は平成28年8月、求められる職員像に至っていないとして、40代の男性原告3人を含む職員18人に「自律的キャリア形成研修」を実施。研修は「ブレインアカデミー」(東京)が担当し、学院執行部も同席した。

 講師は学院から全権委任されているとした上で「29年3月で全員学院から退いてほしい」と発言。受講者には「腐ったミカンを追手門の中に置いておくわけにはいかない」「明確に負のオーラばかり」などといった言葉を、5日間にわたり繰り返し浴びせたという。

 受講者は継続雇用を希望したが、研修後も学院理事長らとの面談で何度も退職を迫られ、鬱病などの精神障害を発症し、休職せざるを得なくなったと主張。原告側代理人は「業務と無関係の人格否定など社会的相当性を逸脱したやり方で、許容される退職勧奨ではなく違法な退職強要にあたる」と訴えている。

 原告のうち1人は、休職期間が満了したとして今月に解雇処分とされた。大阪市内で会見した原告の一人は「勤務評価だけでなく、執行部が気に入らない職員が狙い撃ちにされたと感じる」と指摘。「人格否定をされるのはつらかった。教育機関として正常な形に戻ってほしい」と話した。

 追手門学院は「訴状が届き次第、内容を確認して対応する」とコメントした。

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