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判決、年度内は困難か 証人100人超 河井夫妻公判

 25日から東京地裁で始まる前法相で衆院議員、河井克行被告(57)と妻で参院議員、案里被告(46)の公判は、起訴から100日以内の判決を目指す「百日裁判」で審理される。本来なら10月中旬に判決が言い渡されるが、100人以上の証人尋問が見込まれ、東京地裁は12月18日までに55回の公判期日を指定した。判決は越年の見通しで、年度内も難しいとの見方もある。

 百日裁判は、判決まで時間がかかると選挙結果も確定できないため、公選法の努力規定で初公判は起訴から30日以内、判決は100日以内としている。夫妻は罰金刑以上が確定すれば当選無効や公民権停止で失職するが、初公判は7月8日の起訴から48日後と、すでに遅れている。

 原因は、現金を受け取ったとされる被買収者が100人もいるためだ。関係者によると、弁護側は100人に対する主張をそれぞれ固めるのに時間を要した。検察側も元陣営スタッフらを含め100人超の証人尋問の調整に手間取った。

 しかも証人の大半は広島県内に居住する。90代を含め高齢者も多く、約40人が健康不安などを理由に東京行きを拒否した。約40人は東京地裁と広島地裁の法廷を映像と音声でつなぐビデオリンク方式で尋問される見込みだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響も考慮されたとみられる。

 ただ、ある検察OBは「画像越しだと表情が分かりにくく円滑に尋問できないので、本来は多用すべきではない。健康の問題で東京に来られない人が本当に40人もいるのか」と指摘する。広島県政関係者は「多数の議員らの証人尋問が予想されたのに、なぜ東京で裁判をするのか。審理に時間がかかれば、県政の混乱が続く」と話している。

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