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津波脅威伝えた船復元断念 岩手・大槌、寄付集まらず

東日本大震災の津波で民家の上に打ち上げられた観光船「はまゆり」=平成23年4月、岩手県大槌町の中央公民館(宮川浩和撮影)
東日本大震災の津波で民家の上に打ち上げられた観光船「はまゆり」=平成23年4月、岩手県大槌町の中央公民館(宮川浩和撮影)

 岩手県大槌町は、東日本大震災の津波で同町の民宿屋上に乗り上げ、解体された観光船はまゆり(全長28メートル)の復元を断念した。民宿を台座に津波の脅威を伝えるモニュメントとする計画だった。町によると、4億円以上の費用を全額寄付で賄うつもりだったが、1%の約395万円しか集まらなかった。

 町は平成24年、「災害の記憶を風化させない事業基金条例」を制定して復元を目指してきたが、断念を余儀なくされた。民宿は本年度内に解体される見通し。町は新たな伝承方法として、模型の作製や、跡地でスマートフォンをかざすと見られるCGの制作などを検討する。

 NPO法人はまゆり復元保存会の古舘和子会長(74)は「残念だ。大槌では(旧役場庁舎など)震災遺構が壊されていく。民宿の一部分だけでも残してほしい」と訴える。

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