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レジ袋有料化で目立つマイバッグ万引 需要増のスーパー苦慮

レジ袋有料化に伴い、マイバッグを使用する買い物客が増えている=17日午後、東京都練馬区(三尾郁恵撮影)
レジ袋有料化に伴い、マイバッグを使用する買い物客が増えている=17日午後、東京都練馬区(三尾郁恵撮影)
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 7月のレジ袋有料化に伴い、スーパーなどで持参のマイバッグを使った万引が目立ってきた。店員の目を盗み、レジを通していない商品をマイバッグに入れる手口で、精算済みかどうか判別が難しい。新型コロナウイルスの流行でスーパーは巣ごもり需要が増し客足が好調だが、万引の増加は経営に打撃を与えかねない。専門家は、店の防衛策だけでは限界があるとして「マイバッグを使用する際のルールの普及が必要だ」と指摘する。(松崎翼、吉沢智美)

未精算「判別難しい」

 「お会計、していないものがありますよね」

 7月下旬、東京都練馬区のスーパー「アキダイ」。店員が、店の外で声をかけた50代の女が握りしめていたマイバッグは、未精算の春菊やヒラメ、シジミなどの商品で膨らんでいた。

 女は買い物かごと一緒にマイバッグを持ち歩き、防犯カメラの死角に移動した後、バッグに商品をそっと移し替えた。そしてかごに入った商品だけをレジに通し、何食わぬ顔で店外へ出た。

 同じ棚の辺りを何度もうろつく不審な動きを見て店員が追跡。犯行を確認し声をかけたところ、女は「私は知らない。悪くない」と叫んだが、通報で警察官が駆け付けると被害相当額の支払いに応じた。

 「多くがマイバッグを持つことで、違和感なく万引できるようになってしまっている。バッグをかごに入れて紛らわしくするケースもあり、判別は難しい。ただ、7月以降、万引が増えているのは間違いない」。社長の秋葉弘道さん(52)はため息をつく。

コロナ禍で足かせ

 悪質なケースも確認されている。

 店員に見えるようにマイバッグに未精算の商品を入れた後、隙を見てそっと棚に戻し、店員から万引を指摘された瞬間、「名誉毀損(きそん)だ」と主張、賠償を求めるものだという。こうしたケースもあり、店員は“摘発”に細心の注意を払うことを強いられている。

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