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「300万円渡していないと証言すれば金渡す」 偽証依頼疑いで3人逮捕 IR汚職 東京地検特捜部

虚偽証言の報酬に現金供与を申し込んだとされる事件で、関係先から押収した資料を運び出す東京地検特捜部の係官ら=4日午後、東京都港区
虚偽証言の報酬に現金供与を申し込んだとされる事件で、関係先から押収した資料を運び出す東京地検特捜部の係官ら=4日午後、東京都港区

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄罪で起訴された衆院議員、秋元司被告(48)に「現金300万円を手渡した」と供述していた贈賄側に対し、秋元被告の支援者の男らが「渡していないと証言すれば金を渡す」と偽証を持ちかけた疑いのあることが4日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は同日、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で、男ら3人を逮捕した。

 逮捕されたのは、東京都中央区の会社役員、佐藤文彦(50)と同港区の会社役員、淡路明人(54)、那覇市の会社役員、宮武和寛(49)の3容疑者。特捜部は同日、東京都港区や沖縄県内などの関係先を家宅捜索した。秋元被告は300万円の受領を一貫して否認しており、特捜部は今後、秋元被告の関与の有無についても慎重に捜査を進めるとみられる。

 佐藤、淡路両容疑者の逮捕容疑は共謀して6月27日、那覇市内のホテルで、贈賄側の中国企業「500ドットコム」元顧問、紺野昌彦被告(48)に、法廷で秋元被告に有利な証言をするよう求め、報酬として、現金1千万円を、7月22日には現金2千万円の支払いを申し込んだとしている。宮武容疑者は仲里勝憲被告(48)に数百万円の提供を申し込んだとしている。

 秋元被告は、IR事業への参入を目指していた「500」社側から、旅行代金など総額約760万円相当の賄賂を受け取ったとして2月までに起訴された。保釈後の会見で「起訴された事実すべてを否認して無罪を主張していく」と述べ、公判で検察側と全面対決する姿勢を示していた。

 このうち、平成29年9月に衆院議員会館の事務所で受け取ったと起訴時に認定された300万円については「受け取った事実は絶対にない」と主張。一方、紺野被告と仲里被告は特捜部の調べに「紙袋に入れて手渡した」と供述していた。

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