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嘱託殺人 女性が「安楽死」依頼したのは1人だけ?

 当時を知る医師の一人は、サークルを「インターネットを通じた勉強会」と説明。「大久保容疑者が通っていた弘前大から表彰された、と聞いたことがある」と振り返るが、「2人がそれほど親しかったという印象はない」と話す。

 北海道釧路市出身の大久保容疑者は弘前大医学部を卒業後、厚生労働省の技官を経て、宮城県内で呼吸器内科とメンタルクリニックを経営していた。一方、関西出身の山本容疑者は東京都内の医科大に在籍したが中退、海外の大学を卒業したとされ、千葉県救急医療センターなどで勤務。東京都内に勃起不全(ED)治療の専門医院を開いた。サークルでの接点以降、2人がどのような交流を続けていたのかは、よく分かっていない。

■共著で電子書籍

元同僚らが「おとなしい」「真面目で勤務態度は普通」と口をそろえる大久保容疑者と、知人らから「医師というよりビジネスマンのようだった」「金への執着がすごかった」と評される山本容疑者。大久保容疑者は匿名でのブログやツイッターで安楽死を肯定する意見を表明していたが、山本容疑者による同様の発信は確認されていない。

 だが5年前、2人の接点は再び表面化する。大久保容疑者は27年4月30日のブログで、山本容疑者と共著の電子書籍を出版すると紹介。書籍のタイトルは、「扱いに困った高齢者を『枯らす』技術」。現在は購入できないが、紹介文には「老人を、証拠を残さず消せる方法がある。医療に紛れて人を死なせることだ」などと、今回の犯行につながるような表現が散見される。

 京都府警幹部は「2人の役割分担や動機などを解明していく」としている。

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