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飛騨川沿いで基礎削られた一軒家の住民 いまも自宅に入れず「先のことは考えられない」

豪雨で増水した飛騨川に基礎部分を削られた家屋=8日、岐阜県下呂市
豪雨で増水した飛騨川に基礎部分を削られた家屋=8日、岐阜県下呂市

 豪雨の影響で、8日に増水した飛騨川に自宅の基礎部分を削られた岐阜県下呂市小坂町門坂の一軒家。畑や庭は跡形もなくなり、家屋は崩れ落ちそうな状態のまま。住民の女性(63)は市営住宅で仮住まいするが、自宅に立ち入ることができず、家財道具も取り出せないままだ。

 女性は夫(67)と母親(85)と3人で暮らす。雨がひどくなった7日夜は川側の1階にある寝室で川が増水したら避難しようと眠らずに水位を注意深く見ていた。8日午前2時ごろ、水位が一気に1~2メートル上がり、自宅近くまで迫っていた。慌てて夫と一緒に高齢の母親を車に乗せ、避難所になっていた約4キロ先の集会所を目指した。

 雨が落ち着いてから自宅に戻ってみると、家屋の真下まで川に削られ、半分が宙に浮いた状態になっていた。寝室の床も流されていた。女性は「もっと早く避難するべきだった。逃げ遅れていたらと思うとぞっとする」と振り返る。

 下呂市は流された川岸の補修を行う予定だが、自宅を再建できるかどうかは見通せない。女性は「先のことはまだ考えられない」と複雑な心境を語った。

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