PR

ニュース 社会

2時間前、電話に「大丈夫よ」 熊本・芦北で犠牲の親子

 子供たちが走り回り、いつもにぎやかな入江家。たえ子さんも子供の習い事の送り迎えや炊事など、世話をよく焼いていたという。

 土砂崩れは4日未明、一瞬にして入江さん宅をのみ込んだ。前日から、竜一さん夫妻と子供たちは町外の親族宅に避難していたが、残ったツギエさんとたえ子さんを案じたのか、竜一さんは自宅に戻っていた。

 「大丈夫よ」。知人らによると、自宅を土砂が襲う2時間ほど前、竜一さんの妻が電話をかけると、たえ子さんは笑いながらそう答えていたという。だがそれ以降、電話がつながることはなかった。無事を願う思いは届かず、土砂の中から心肺停止の3人が見つかった。

 たえ子さんの友人の女性(75)は5日、葬儀場を訪ねた。子供たちは互いに抱き合って、亡くなった3人を囲んでいた。女性が竜一さんの妻にたえ子さんが写った写真を手渡すと、泣きながら「写真も土砂で流された。ありがとうございます」と握りしめたという。女性は「もう家族そろった姿が見られないと思うとやりきれない」と肩を落とした。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ