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買収リスト作成、前法相関与か 現金配布認めるも趣旨否認 公選法違反事件 

衆院本会議を終え、記者団に囲まれながら議場を後にする河井克行前法相=17日午後、国会内(納冨康撮影)
衆院本会議を終え、記者団に囲まれながら議場を後にする河井克行前法相=17日午後、国会内(納冨康撮影)

 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐり、地元議員らに多額の現金を配ったとして前法相で衆院議員、河井克行容疑者(57)=広島3区=と、妻で参院議員、案里容疑者(46)=広島選挙区=が東京地検特捜部に逮捕された公選法違反事件で、検察当局が押収した「買収リスト」の作成に克行容疑者が関与していた疑いのあることが22日、関係者への取材で分かった。克行容疑者が広範な現金買収を計画、調整し、手渡しを実行していたとみて、特捜部などは捜査を進めているもようだ。

 また、関係者によると、克行容疑者が特捜部の調べに対し、現金配布を一部認める供述をしていることも判明。一方で買収の意図はなかったとして、容疑を否認しているという。案里容疑者との共謀についても否定している。

 検察は今年1月、夫妻の自宅や事務所などの家宅捜索で、現金の配布先や金額を記した複数のリストを押収した。リストが入った広島市内の事務所のパソコンは、専門業者にデータを削除させていた疑いがあることもすでに判明している。検察は消去されたデータの一部をデジタルフォレンジック(電子鑑識)の技術で復元している。

 関係者によると、金額が記載された複数のリストは夫妻の自宅からも見つかっており、克行容疑者自身が作成に関与していたとみられる。国会議員による買収事件では秘書らが現金を配布するケースが多いが、夫妻は票の取りまとめを依頼するため、県議や市議、後援会関係者ら地元有力者に自ら現金を配っていた可能性が高い。

 押収された複数のリストに記載された金額は、多くが被買収者側の供述と一致するが、一部は金額が食い違っているといい、特捜部は各リストの作成時期などについて、慎重に捜査を進めているとみられる。

 克行容疑者ら夫妻は昨年3~8月、参院選で案里容疑者の票の取りまとめを依頼するなどし、報酬として計約2570万円を地元議員や後援会関係者ら94人に渡した疑いが持たれている。

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