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「てっぺん目指す」 野心家の河井案里容疑者、気の弱さも…

2019年の参院選広島選挙区で当選を決め、支援者と抱き合う河井案里容疑者=広島市
2019年の参院選広島選挙区で当選を決め、支援者と抱き合う河井案里容疑者=広島市

 「演技力はあったが、感情が先行し、『女優』になりきれなかった」。公選法違反(買収)の疑いで、東京地検特捜部に逮捕された参院議員、河井案里容疑者(46)について、元秘書はこう評する。

 科学技術振興事業団(現・科学技術振興機構)などでの勤務を経て、夫で衆院議員の克行容疑者(57)の勧めもあり、県議会議員としてのキャリアを歩み始めた。平成21年の広島県知事選にも出馬するなど、早くから野心家の一面をみせていた。「どうせやるなら、てっぺんを目指さないとね」。参院選で初当選すると、元秘書らに対し、「女性首相」を意識した発言もした。

 昨年の参院選期間中、女性中心の集会では意図的に涙を流した。雨が降った日にこそ、「他の候補が動かないから効果的だ」と、びしょぬれになりながら声をからした。陣営関係者は、「とにかく負けられないと、がむしゃらで人をひきつけるものはあった」と振り返る。

 一方で、「気持ちが弱く、安定しなかった」(元秘書)。公示前には食べ物がのどを通らなくなり、選挙期間中は批判が書き込まれていないか、会員制交流サイト(SNS)で自身の名前を検索し続けていたという。

 県内自民党で「孤立」する克行容疑者の影響で、陣営には誹謗(ひぼう)中傷のようなメッセージも多かった。それでも「戦う姿勢を尊敬している」と周囲に話し、突き放すことはなかったという。

 県議時代の同期議員らを中心に現金を持参した疑いがもたれている。「当選したいという感情が先行してしまい、脇の甘さが露呈した」と元秘書は肩を落とした。

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