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警察への声掛け強化依頼 強制力なしも「配慮が重要」

 フランスなど外出制限に罰則を設けている国で、警察官が市民を厳しく取り締まる様子が伝えられていることもあってか、首相の発言や警察の活動を受けて、「何の権限があるのか」「威圧ではないか」と批判的な意見もあがった。

これまで経験ない対応

 警察官から声を掛けられた人の反応もさまざまだ。大阪市内の飲食店従業員の男性(21)は「警察官に声を掛けられると気持ちが全然違う。危機感がない人も多いので、もっと積極的にやってもいい」と支持。一方、堺市内の女性(42)は「要請である以上、本人の自覚の問題。警察官の声掛けにどれほど意味があるのか」と効果に疑問を呈した。

 府警では「新たな権限が与えられたわけではないことを十分考慮する必要がある」として、威圧的な印象を与えないように言葉遣いなどを注意するよう指示。声を掛ける対象も、集団で1カ所にとどまっていたり、酒に酔ったりしている人などを中心に限定的とするという。

 福岡県警本部長などを歴任した京都産業大の田村正博教授は「警察も各都道府県の一つの組織。所属する自治体のメッセージを広く伝えていると考えれば違和感はないが、制服を着た警察官に言われると市民が受ける印象は変わる。義務のないことを伝えていることを十分に配慮することが重要」と指摘する。その上で、「現場ではこれまで経験のない対応が迫られる。どのような言葉を使い、市民からの疑問にどう答えるのか。誤解を与えないためにも、組織としてさまざまな状況を想定した対応方針を細かく定めて、徹底させる必要がある」としている。

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