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西日本豪雨災害から復旧、松山市の柑橘園地

「紅まどんな」などの苗木が植えられた災害復旧園地=松山市高浜町
「紅まどんな」などの苗木が植えられた災害復旧園地=松山市高浜町

 平成30年7月の西日本豪雨で山の斜面が崩れ、大きな被害を受けた松山市高浜町の柑(かん)橘(きつ)園地の復旧工事が順調に進み、一部で高級柑橘の「紅まどんな」の苗木などを植えて営農を再開できる見通しとなった。復旧園地としては最初の例となる。

 園地は松山観光港の北方に位置している。海岸から山の谷筋にイヨカンの園地が広がっていたが、豪雨により液状化した土砂が幅30メートル、長さ630メートルにわたって一気に崩落した。土砂は高さ15メートルの崖を駆け上がって乗り越え、海まで流れ込んだという。このため、農道、ため池、農業用倉庫、用排水路も損壊し営農は困難な状況になった。被害を受けた農家は5戸6人で、このうち1人は高齢のため園地を他の人に譲り、4戸5人が復旧園地で再スタートを切ることになった。

 復旧に向けては県と松山市、JAえひめ中央などの関係機関が協議を重ねてきた。工事は令和元年9月に始まり、整備した耕作面積は124アール。農地部分は今月末、ため池は6月末ごろに完成する予定で、工事費は現段階で約2700万円となっている。

 今月16日には中村時広知事が現地を訪れ、被災した農家の人たちに「営農再開の見込みが立った高浜地区は対応がスピーディーだった。もうかる農業を目指して頑張ってください」と声をかけて励ました。

 3月に植えられた苗木は紅まどんな、レモン、イヨカンなど。農家の収入につながるのは3~5年先という。集まった農家の人たちは「これからですよ」と声を掛け合っていた。

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